G7首脳が共同でGPEに少なくとも27.5億ドルの拠出を発表

英国のカービスベイで開催された3日間のサミット終了後、G7首脳は最優先事項に関するコミュニケを発表しました。その中で、教育は「変化し続ける世界で成功するための基盤」であると認識しました。

コミュニケでは、G7諸国が「最大の疑問に答え、最大の課題を克服するために、民主主義、自由、平等、法の支配、人権の尊重の力を活用する。G7は、個人を尊重し、平等、特にジェンダー平等を促進することを通してこれを実行する。これには、4000万人以上の女子が、学校教育を受けられるようという目標を支持し、教育のためのグローバル・パートナーシップに少なくとも27億5千万ドルを拠出することが含まれる。」と記述されている。 

女子教育に関する2つの新たな目標は、5月初旬に開催されたG7外務・開発大臣会合で発表されていたものである。

  • 2026年までに、低所得・低中所得国において、更に4000万人の女子を学校に通わせる。
  • 2026年までに、低所得・低中所得国において、更に2000万人の女子が10歳又は小学校修了までに読解力を身に付けさせる。

G7諸国は、「これらの目標は、持続可能な資金調達によって支えられるべきであり、よって、本日、G7メンバーは、7月に行われるGPEの増資会合に先立ち、今後5年間で合計して少なくとも27億5千万ドルの資金調達をGPEに対して行うことを約束する。我々は、他の国々に対しても、G7と同様にGPEの完全な資金調達のために野心的なプレッジをすることを求める。」ことを認識した。

ジェンダー平等と女子教育を世界の開発アジェンダの中で重要視する英国のリーダーシップによって、何百万人もの少女たちが今後数年間で自身の可能性を最大限に発揮することが可能になる。

GPEは、10億人以上の子どもたちが暮らす最大90の国と地域における教育の変革を支援するため、今後5年間で少なくとも50億ドルを拠出することを「Raise Your Hand」として世界のリーダーたちに呼びかけている。

<原語版>G7 leaders jointly announce at least $2.75 billion for GPE

https://www.globalpartnership.org/news/g7-leaders-jointly-announce-least-275-billion-gpe

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