
2022年1月24日ワシントンD.C.
教育のためのグローバル・パートナーシップ(GPE)は本日、日本からの約850万米ドルのプレッジに感謝の意を表しました。
「この資金は、特に紛争の影響を受けている最も弱い立場にある子どもたちを支援するものです。」とアリス・オルブライトGPE最高執行責任者は述べています。「日本が引き続き世界の教育に関与し、すべての子どもたちが学ぶことができるよう支援することを期待しています。」
資金の大半は紛争中の国々に割り当てられ、約620万米ドルがイエメン、約160万米ドルがシリアの支援に用いられる予定です。これらの資金は、現在進行中の紛争、暴力、食糧不足により生活に深い影響を受けている最も脆弱な立場にある子どもたちの、継続的な教育支援に役立てられます。
残りの約70万米ドルはGPE基金として用いられ、各国が教育セクター計画を策定・実施することを支援する予定です。今年のプレッジは、2021年の日本のプレッジである720万米ドルを上回るものです。
「我が国は、紛争影響国の子ども等、最も脆弱で不利な立場に置かれた人々への教育支援を喫緊の課題として重視しており、今般のイエメン、シリアの教育支援を含むGPEへの拠出により、これら厳しい状況にある子供たちの教育へのアクセスが維持されることに貢献したいと心から願う。」と塚田玉樹在米国日本国大使館特命全権公使は述べています。「日本は引き続き国際社会と連携し、SDG4「質の高い教育を皆に」の達成に向け、教育分野の支援を強化していく。」
このプレッジは、第4回教育の国際デーに行われました。教育の国際デーは、国際社会にとって、教育が平和と発展のために果たす役割を称え、すべての子どもたちが質の高い教育を受けられるようにするための重要な機会です。
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ご参考
2021年7月にロンドンで開催されたボリス・ジョンソン英国首相とウフル・ケニヤッタケニア共和国大統領の共同開催による世界教育サミットでは、GPEのために過去最高の40億米ドルの拠出がドナーから行われました。2025年までに最大1億7,500万人の子どもたちが学び、さらに8,800万人の少女と少年が学校に通うことができるよう、GPEは少なくとも50億米ドルという目標達成に向けて更に歩みを続けてまいります。
教育のためのグローバル・パートナーシップ(GPE)について
GPEは、世界の学習危機を終わらせるための共通のコミットメントです。GPEはパートナーと資金を動員し、76の低所得国が教育システムを変革し、すべての少女と少年がその潜在能力を最大限に引き出し、より良い世界の構築に貢献するために必要な質の高い教育を受けられるよう支援しています。www.globalpartnership.org
本件及び取材等に関するお問い合わせ先
Tamara Kummer(GPEメディア部門責任者) tkummer@globalpartnership.org, + 33 7 82 26 07 18
英語のプレスリリースはこちらをご覧ください。