新戦略GPE2025に組み込まれた女子教育

ラオス・パクウー郡・ソムサヌーク小学校4年生。2018年12月の様子。(Credit:GPE/Kelley Lynch)

GPE2025戦略の重要な要素は、パートナーシップの活動全体にジェンダー平等をしっかりと組み込むことです。教育システムの変革プロセスにジェンダー平等を組み込むことで、ジェンダー平等を目標に掲げる国を支援することができます。そのためGPEはジェンダー平等をGPEのあらゆる活動に組み込んでいます。今回はGPEのジェンダー平等の取り組みを3点紹介します。

1. ジェンダー平等に関する包括的な国別対話

新たな運用モデルの実施に伴い、パートナー国は、国レベルの対話にジェンダー平等を組み入れ、教育セクターの計画を立てる過程の中にジェンダー平等をよりよく統合する方法を検討しています。例えば、エルサルバドルは、優先的な改革事項であった就学前教育にジェンダー平等を組み込みました。

2. ジェンダー平等への強力な財政的コミットメント

パートナー国は、ジェンダー診断と、教育におけるジェンダー平等を拡大するための戦略を特定、設計、実施するための国の能力強化のための「システム能力グラント」 を利用することができます。また政府とLEGは「システム変革グラント」を用いて、ジェンダー平等が課題である場合、その介入策を検討していくことができます。

3. ジェンダー平等の提唱と行動のための包括的なローカルおよびグローバルパートナーシッ プ

国レベル、理事会メンバー、グローバルフォーラムでの専用セッションの設置など、常にパートナーシップの議論の中心にジェンダー平等を据えることに取り組み、ジェンダーに関する様々なイニシアチブや国際的な枠組みにも関与しています。

原文 Hardwiring gender equality in GPE 2025

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