
教育グローバル・パートナーシップ(GPE)は10月23日に、ユニセフとのパートナーシップによって、気候変動がモザンビークの子どもたちの教育にもたらす課題を紹介するバーチャル・リアリティ映像「嵐の目の中の教育(Education in the eye of the storm)」を公開しました。こちらの映像では、異常気象が教育にどのような影響を与え、子どもたちやそのコミュニティがどのように適応しているかを体験できます。
記録上最も長く続いた熱帯低気圧「サイクロン フレディ」は、2023年2月24日と3月11日の2度にわたってモザンビークを襲い、強風と豪雨で数十万世帯の生活に大混乱をもたらしました。
気候変動に関する災害が起きる中で子どもたちを学校に通わせ続けるには、災害に強い教育システムを構築することから始まります。これには、リスクを考慮した計画、気候変動に強いインフラ、気候変動と災害リスク軽減に関するカリキュラムや教員研修などが含まれます。
GPEはパートナーと協力して、各国の計画に気候リスクを盛り込むための技術的支援を提供しています。GPEの助成金のほぼ3分の1が気候変動対策への取り組みを支援していることから、GPEはセーブ・ザ・チルドレンとユネスコと共同で、気候変動への適応と環境の持続可能性を教育セクターの計画と予算に盛り込むための各国の能力を強化する「気候スマート教育システムイニシアティブ」(Climate Smart Education Systems initiative )を立ち上げました。
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