バヌアツ:災害に強い教育システム構築による自然災害の影響への対応

バヌアツでは、2020年4月6日に熱帯サイクロン・ハロルドの上陸により、約885校の一部または全部が破壊されました。このサイクロンはインフラや生活に広範な被害をもたらし、約51,000人の生徒と2,400人の教師が直接被害を受けました。またバヌアツでは、サイクロンの余波に加え、COVID-19の影響にも対処が必要でした。GPEでは20、21年に合計425万ドルの支援を行いました。この支援には以下の内容が含まれます。GPEの支援は、教育省の実施計画に沿ったものであり、国内外の支援とも重複しないように設計されました。

•サイクロンで被害を受けた幼稚園に7,600点以上の教材を配布

•サイクロンの影響を受けた少なくとも83の小学校に水タンクを設置

•就学前と小学校の子どもを対象とした家庭学習用パッケージの作成支援 •保護者向けのホーム

•スクール・ガイドラインの作成支援

•407の小学校の学校の安全な再開と運営継続の支援

GPEによるバヌアツの支援についてさらに詳しく知りたい方は、バヌアツ:災害に強い教育システム構築による自然災害の影響への対応をご覧ください。

バヌアツの小学校で学習する児童 (Credit: GPE/Arlene Bax)

気候変動と教育に関するGPEの取り組み

気候変動により、災害の頻度と強度が高まり、長期的な環境悪化が加速しています。インフラの破壊、強制移住、生計が立たなくなること、健康への悪影響などの気候変動の影響により、子どもたちのウェルビーイングや就学に悪影響がもたらされます。GPEではこのような気候変動の影響を考慮した教育システム変革の支援を行っています。

質の高い教育は、気候変動の緩和を促進するための知識を人々に与え、気候変動に対応した経済を構築するためのスキルを身につけることにつながります。また、気候変動の影響を受けても子どもたちが学校に通い続けるためには、気候変動に対応した教育システムの構築が必要です。これには、リスクを考慮した設計、気候変動に強いインフラ、気候変動や災害リスクに関するカリキュラムや教師トレーニングなどが含まれます。

GPEは、幼児学習、基礎的スキル、様々な21世紀に必要なスキルを含む、教育の各段階における学習改善に向けて各国を支援しています。これには、カリキュラムや教師のトレーニングを通じて、気候変動教育や災害リスクの認識を促進することも含まれます。GPEによる気候変動に対応した教育システム構築に関するバヌアツの事例をご覧ください。

シエラレオネの学校で、アフリカを示す地球儀を持つ生徒。
シエラレオネ、2015年1月。(Credit: GPE/Stephan Bachenheimer)

COP26における教育関連の議題と成果

国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)が10/31(日)から11/13(土)の間、英国グラスゴーにて開催されました。これらの会議における、教育関連の議題と成果について共有します。

COP26の議長プログラムとして、教育・環境大臣会合が11/5に開催されました。この会議では、 教育担当大臣、気候変動担当大臣、若者たちが一堂に会し、気候変動に前向きな未来を創造するための教育の重要性について議論しました。また、大臣たちは教育と気候変動対策に関するコミットメントを議論しました。 共同議長の結論では、「カリキュラムや教員研修、評価基準、複数のレベルの教育機関などを含む公教育制度において、持続可能性と気候変動を取り入れる」などを含む、力強いコミットメントが行われました。

教育・環境大臣会合の結論

教育・環境大臣会合の動画

COP26では、GPEはマララ基金、UNICEF、UNGEI、Empodera Climate、Plan、UNGEI、YOUNGO、Rise Up Movement、Transform educationとともに、サイドイベント「気候正義、教育、ジェンダー平等、つながりを目指して」を開催しました。ユースリーダー達の声を反映した、力強いイベントとなりました。

GPEによるサイドイベントの動画